こんにちは。運営メンバーの山内三咲です。
今週の磯野 真穂 × 佐々木俊尚トークイベントに先がけて行った、
あっという間の2時間、参加した感想をまとめてみたいと思います。
今回のお題本は磯野さんの
。
タイトルのイメージでは女性向けの印象ですが、参加したビジターの男性は「自分のことのように読める部分が多かった」と仰っていました。
本の内容はぜひ読んでいただきたいのですが、話しながら「ここが肝ですよね」となったのはこんなトピックでした。
①手段が目的化すると危険
そもそもダイエットの目的は「痩せてモテたい」とか「きれいになりたい」ということ。(この目的も問題がありますが、一旦置いておきます)
その目的のために体重を落とそうとするわけですが、毎日体重の数字ばかり気にしてるうちに「モテる」「きれいになる」を忘れて「数値として体重を落とす」に目的がすり替わってしまう人がいます。
カロリーや体重といった数字に支配されてしまうと、本来の目的から外れて、やがて普通に食べられなくなります。
ダイエットの場合はこれが過食や拒食を引き起こしますが、ダイエット以外のことでも手段が目的にすり変わるのは危険なことが多いのでは?という話になりました。
②他者の声に溺れると、生きづらさから抜け出せない
ダイエットの目的が「愛される」「モテる」だとなぜマズいのかというと、「愛される」とか「モテる」というのは、他者からの評価だからです。
選ばれるために努力して、結果選ばれたとしても、「いつまた見放されるか」ということに怯え続けることになります。
結局のところ、ダメなところも含めて「自分はこういうものだ、これでもいいんだ」と受容出来なければ生きづらさからは抜け出せないというところに本書は言及していきます。
ダイエットにとどまらない、普遍的なテーマです。
③全てコントロールしようとせず、偶然性や不確実性も人生の大切な要素と認めよう
数値による体重コントロールをはじめ、現代社会はどんな事象もコントロール下に置こうとする風潮があります。
しかし、全てをコントロールしようとすると極端な二項対立で物事を判断するようになり、そこから外れる恐怖で身動きが取れなくなる。
それよりも、たまにはコントロール出来ない偶然性や不確実性に身を委ねてみるのも人生では大事なことなのでは?
完全に記憶に基づく不確実な感想なので、参加者の方ズレていたらごめんなさい🙇♀️
2時間の読書会を通して、トークイベントがますます楽しみになりました。
今から読み始めればまだ間に合うボリュームだと思いますので、ぜひ皆さんもイベントまでに読んでみて下さいね!