先週の土曜、じゃ部イベント「名建築で昼食を」に参加してきました。
本州に近づきそうな台風予報を少々心配しつつも、なんとなく大丈夫そうな気がしたので、相談のうえ決行することになったのです。電車が動いていければOKかなと。
終日雨模様ではあったけど、直撃せずにそれてくれた台風に感謝です。
主催者Mさんの思いが通じてくれたような気もします。
当日まずは六本木の文喫入口に集合。
そこで本を横目にしながら立ち話に花が咲き、その後は小山登美夫ギャラリーを眺めて、レストランに向かいました。
そういえばギャラリーって行ったことなくて、敷居高そうだなと思いこんでいたのですが、Mさんにそんなことないんだよって、ギャラリーの楽しみ方を今回教えてもらいました。ありがとう!
向かう先、レストランSAKURAは国際文化会館の中にありました。(今回知った建物です)
建築のことは疎いのでうまい感想は言えないのですが、直線的で無駄のないモダンな作りだなという印象を受けました。古さを感じさせないデザインです。
レストランの中はこんな感じ。がらんとしてますが台風だからお客さんがいなかったわけではありません。なんと満席でした。こちらでも話が盛り上がって最後のお客になったのでがらんとしているのです。そのおかげで店内をいい感じに撮影できました。窓からのぞく池や緑にいやされます。雨のせいか緑が生き生きしていました。
着席したら、まずはドリンクです。
いろいろ悩んだ挙句、ノンアルコールでとても気になったシャルドネのスパークリングを注文しました。
桃か梨の甘い香りがするけどもさっぱりとした口当たりのスパークリングでした。
とてもおいしい、おすすめです。
前菜は「おすすめ温野菜のプレート」を選びました。
秋の野菜がずらりと並び、アクセントの緑が綺麗。
ちなみにソースは胡麻テイスト、クリーミィでこれらの野菜にぴったりでした。
パンは3種類(だったかな)を持ってきてくれて好きなものを選べます。
これはバゲットとロールパンみたいなやつでした。
バゲット、とてもおいしいのですが、すごく噛みごたえがあるものだったので、食べるのに苦戦しました。
どのパンも大きさが小さいのでついつい食べれるかと思い、自由におかわりしてしまったのですが、かなりお腹が苦しくなりました。終盤、自分の食い意地に後悔。
これはパンに塗るバターです。
発酵バターではなかった気がしますが、直に食べてもおいしそうな味でし
た。
しなかったけど、これもおかわりできたのかな。
メインディッシュは
「鴨胸肉のロースト リンゴのキャラメリゼ添え カルバドスソース」
お肉がとても柔らかくてジューシーでした!
おいしかった。
ソースはバルサミコが効いた感じの見た目よりさっぱりしたものでした。
きっとこのソースの名前は覚えられないだろうな。
もうこの時点でお腹いっぱいです。
デザートは、
「チョコレートのシフォンケーキ ラズベリーシャーベットを添えて」
この時点でまだパンが残っていて、先に食べなくちゃと思いながらパンをかじりつつ会話も盛り上がっていたら、うっかり閉店時間が過ぎてしまい、店員さんからのゆるやかな圧力がかかりました。
「デザートはお口に合わなかったでしょうか?」
とんでもない、すみません、すぐにすぐに食べます、とデザートをわずか数分で食べきりました。
ふわふわしたシフォンケーキを口に詰め込んで勢いよく食べてしまったのはあの優雅な空間にそぐわなかったです。つめがあまかった。
レストランを出た後は、けやき坂にあるパン屋さん「Bricolage bread & co」に寄って食パンを買い、六本木ヒルズの「Nicolai Bergmann」で花を眺めて帰路につきました。
充実したよい1日でした!
「国際文化会館」
国際文化会館
1955年竣工。設計:前川國男、坂倉準三、吉村順三。日米とその他の国の文化交流のために、ロックフェラー財団などの寄付により建設された会員制の国際文化交流施設。六本木の鳥居坂にあり、前川國男、坂倉準三、吉村順三の3人によって共同設計された。3,000坪の敷地には、昭和初期に活躍した名造園師・七代目小川治兵衛による回遊式日本庭園が残っており、その庭を望むように宿泊施設や宴会場などを内包する4階建ての建物を配置。鉄筋コンクリート造だが、平安時代の釣殿風様式を取り入れ、大谷石や木製のサッシュ、障子などを合わせることで日本庭園との調和が図られている。残念ながら設計担当の記録は残っていないが、レストランは吉村順三による設計。レストランやカフェは一般に利用できる。
casabrutus.com