僕は毎日、日記をつけている。
そもそも、日記を始めたのは……と言っても、そのキッカケはピンとこない。大学を卒業し、サラリーマン業を始めてからより本格的に手帳を使い出した。最初は一般的なビジネス手帳だったが、やがてライフログ系の手帳になり、1日1ページのモノを使うようになり……というかたちで本格的に「日記を書く」という習慣が根付いていった。そう考えると、10年以上、何かしらの出来事を残しているわけである。
ということで、僕がどんな手帳を使い、かつ日記をどうつけているのかについて、ここでまとめてみようと思う。そろそろ来年の手帳を買う時期にもなっているので、何かしらの参考にもなれば幸いです。

◆なぜ日記を書き始めたのか
冒頭でも少し触れましたが、「俺は書くぞ!!!」という強い決意で始めたものではなく、日々ビジネス手帳に書いていた仕事や遊びのスケジュールやメモがどんどん膨れていくかたちで、「日記」になったところはあります。「夢を叶える」とか「目標を達成するため」の道具として日記は使用していないのも事実。なので、動機は非常に曖昧だと言わざるを得ないのです。
あとの項目でも述べたいとは思いますが、「手帳や日記が文字で埋まっていくうちに楽しくなったから続けている」という要素がむしろ強いでしょう。なので、日記を書くために具体的に何をすべきか? のアドバイスも、その視点から行いたいところです。

◆使っている手帳はなにか
最初は一般的なビジネス手帳でしたが、5年前からライフログを主眼にした1日1ページタイプの手帳を用いています。と言っても、特定の手帳に頼るのではなく、毎年色々な理由をつけては銘柄を変えています。
手帳や日記帳の選択における難しさの1つに、「実際に使ってみないと、自分に適しているのかがわからない」というものがあるでしょう。もちろん、仕事や生活環境が変わることで、これまでの手帳・日記帳の使い方が通用しなくなったということもあります。なかなか、完ぺきにピタッとはまることは難しいものです。その年に使ってみて、良かったところと悪かったところを重ね合わせながら、ピタッとはまりそうな来年の手帳を選ぶのを繰り返しています。
現在、僕が手帳を選ぶ際に基準としているのはこの3点になります。

 ・サイズは持ち運びがしやすい、文庫版前後が望ましい
 ・ノート部分は方眼紙タイプが良い
 ・自分が無理せずに書ける(ページを埋める)スペースであるか

以上の結果、2020年度の日記用手帳は「ほぼ日手帳(A6・分冊版)」、スケジュール管理中心のビジネス用は無印良品の「マンスリーウィークリーノート(A6)」を使用しています。






お気づきのとおり、手帳を2パターンに分けて使用している。
手帳は1人1冊のイメージが強いと思うが、僕はあえて2つに分けている。というのも、手帳に書く日記を充実させていくうちに、ページの中で公私混合が起こり、何だか気持ち悪い感じになってしまったのだ。日記を書くことを通して、僕は仕事とプライベートを分けたいということに気がついたのである。なので、手帳を使い分けることで公私の距離感を程よく保つようにしている。

お気づきのとおり、手帳を2パターンに分けて使用しています。
手帳は1人1冊のイメージが強いと思いますが、僕はあえて2つに分けています。というのも、手帳に書く日記を充実させていくうちに、ページの中で公私混合が起こり、何だか気持ち悪い感じになってしまったのです。日記を書くことを通して、僕は仕事とプライベートを分けたいということに気がついたとも言えるでしょう。

次に、それぞれの手帳の特徴ですが、ほぼ日手帳はもはや説明不要、ライフログ型手帳の走りです。僕がとやかく言うよりも、ファンの方々の声を聞いた方が良いでしょう。



定期的にほぼ日手帳を使っているし、良い面も沢山あるのですが(手帳の意味合いを超えた読み物としての面白さとか)、どうもこの手帳を継続して使うことができないのは「紙質の悪さ」にあると感じています。とにかく、紙 が 薄 い。そして、水性ボールペン派としては、度重なる文字のにじみ、別ページへの写りに悩まされています。そこが解決できれば鬼に金棒なのですが……。

対する無印良品のマンスリーウィークリーノートは、まさにハズレをつくらない無印の底力を見せつけられる一品。スケジュールを記す&メモを取るため「だけ」に使いたいのであれば、この手帳で十分だし、何よりお財布に優しい。

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さて、ここに到るまでに僕は毎年異なる手帳を用いてきたわけですが、その中でも特に印象に残っているものをいくつか紹介していきましょう。

・ESダイアリー(現:JSダイアリー)
本格的にビジネス手帳を使いだして、初めて「これは自分に合っているな!」と思ったのが、エイ出版から出されていた「ESダイアリー」でした。
何が良いかと言われると、まず紙質が良い! 「書きやすい」というのはこういうことを指すのか! と驚いたのを未だに覚えています。ノートが方眼紙のスタイルというのもこの手帳を通して初めて知ったのですが、こういうフレームがあると綺麗にメモがとれるのか~、と感心したのもこの1冊のおかげ。以来、「ノート部分が方眼紙スタイル」という要素は、手帳選びで欠かせない基準となっているのです。
さて、今年の発売分から手帳事業は和気文具が引き継ぐこととなり、ブランド名も「JSダイアリー」へと変わる運びとなりました。手帳自体の要素は大きく変わっていないので、引き続き使う方も一安心というところでしょうか。「シンプルかつ質の良い手帳」というならば、引き続きこちらのシリーズを推薦します。




・EDiT
ビジネス手帳だけでは飽き足らず、次第に本格的なライフログを試みるようになってきました。そこで1日1ページタイプの手帳を色々と調べた結果、辿り着いたのがマークス社の「EDiT」でした。



ビジネス手帳×ライフログ用日記帳の良いとこどりができているのが特徴。両者ともが中途半端にならず、両立されているのは奇跡的。あと、紙質が良い。ESダイアリーで「手帳の紙質は大事!」と認識した身としては、EDiTの使い勝手の良さには毎回感心するものである。

唯一の弱点はサイズのレパートリーの少なさ。B6じゃ大きすぎて書ききれないし、B7は小さすぎて使いづらいところがありました。ですが、今年からなんとA6サイズが発売されるとのこと! やったね!!!



・上質紙1日1ページノート 文庫本サイズ

とにかく安くて手軽でシンプルな日記帳を……という方には無印良品の「上質紙1日1ページノート 文庫本サイズ」をおススメします。


ご覧の通り、1日1ページ分の方眼紙ページがあるだけで。スケジュール管理の要素は無いので、これとは別に一般的な手帳を持たなければならないでしょう(というか、自分が手帳2冊体制を構築するキッカケになったのがこれを使ったことに起因するんですけどね)。
あと、日記を始める前に日付を1年分だーっと書くこともおススメする。そうすることで、この年のライフログもサボらず完走できた…と感じている。

書いているうちに来年の手帳どうしようか悩ましくなってきてしまったね。EDiTとJSダイアリーの2択かな……。

そんなこんなで、大分長くなってしまったので、今日はこのへんで。後編はより実践的な日記の書き方についてわーわー書いていきましょう。

◆日記を書くときにどんな道具を使っているのか
◆日記はいつ、どこで書いているのか
◆日記にはどんなことを書いているのか
◆日記を書き続けるコツはなにか
◆日記を書いていて良いことはあるのか

では、お楽しみに!?


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お楽しみと言えば、10月24日の13時からこのようなイベントもあるみたいですね


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